男性セラピストとしての当たり前のルール
リラクゼーション店舗での男性セラピストによる女性のお客様への不本意なわいせつ行為が問題になっています。お客様が望まないのに、バストや陰部に触れることは、わいせつ行為であり犯罪です。
先日も「鼠蹊部よりさらに際どい箇所まで触られました」として、千葉県のタイ古式&マタニティマッサージ店舗の経営者が、準強制わいせつの容疑で逮捕されました。
私は、ベーシックメニューで、胸部についてはデコルテ・脇の施術はおこないますが、バストトリートメントのリクエスト(お客様の意思表示)がなければ、バストには触れません。また、そけい部・内腿の施術リクエストがあれば、そけい部・内腿の施術をおこないますが、リクエストがなければおこないません。脚のトリートメントやそけい部・内腿のトリートメントの際に、ペーパーショーツの上から陰部に手が当たってしまうことはありますが、指先では触れませんし、わざと触れるなんてことはありません。
ヒップ・トリートメントやそけい部・内腿のトリートメントでペーパー下着をずらしたり、めくらなくてよいように、ペーパーTバックショーツを着用していただきますし、ショーツの上からタオルで覆って、陰部(女性器)が見えてしまうことはないようにしています。腰や仙骨のトリートメントの際はペーパーショーツの腰部のゴム部分を少し下にずらしますが、下着の中に指を入れるなど論外です。ヨニマッサージを希望される方でさえ、ヨニマッサージをおこなう前まで、女性器に触れないようにしています。
施術前の説明・カウンセリングの時に、ヨニマッサージの手順や施術内容などの説明もしっかりとおこない、ヨニマッサージをおこなう前に、あらためて、お客様に「これからヨニマッサージおこないます」、「ショーツとります」と声がけし、お客様が眠ってしまっているときに、ペーパーショーツをとってしまったりしないようにしています。
こういうことはセラピストとして当たり前のことです。そけい部・内腿の施術と陰部(女性器)に触れることは、全く別のことです。
お客様のお着換えのときは、お着換えいただく施術ルーム等から離れ、お客様からチャイムで合図があるまでは絶対入らないようにしています。それはラポール・セクシャル・トリートメントやアロマ&ヨニマッサージでお客様がペーパー下着でさえもつけていない状態になる場合もです。
時々、他人に聞かれることですが「性欲で・・・ということないのですか」と。ラポール・セクシャル・トリートメントでは、擬似セックス体位(私は下着をつけています)でヤブ=ユム(対面座位)までおこなうこともあります。なぜヤブ=ユムをおこなうかというと、体の第1チャクラ~第4チャクラまでが密着するチャクラ・エネルギーの重大なワークだからですが、そういうシーンでは、男性としての「性の兆候」がありますので、男性としての性欲がないわけはありませんが、自分の性欲で挿入ということは絶対ありません。「倭のタントラ」がきっかけかもしれませんが、性欲コントロールを体得し、それは、女性に、気持ちよいひと時を過ごしていただくために私ができることという方向性になっています。
こういうルールを守れない我欲で行動する男性は、セラピストであるべきではないと思います。「女性だったら、やってほしいはず」とか「お客様が希望されていると思った」などという、男性セラピストの思い込み・勘違いなどは不要です。お客様のご要望・意思表示によるべきで、お客様からのはっきりとしたご要望・意思表示がなければ、おこなってはいけない行為です。